三浦雄一郎氏講演会(2005/07/02)


 今日は三浦雄一郎氏の講演会に行ってきました。残念ながら今回は写真なしです。 世界的に有名なアドベンチャースキーヤーの氏は70歳7ヶ月で世界最高齢でエベレスト登頂を果たしました。
 まずはじめに紹介ビデオということで10分程度の映像を見ました。エベレスト登頂の際の貴重なドキュメント作品で、この映像を見るだけでどれだけすごいことをしたのかということが良くわかりました。感動がさめないうちに氏の登場です。カジュアルな服装でその偉ぶらない話し方から氏の人間性の高さを感じることができました。
 さて、話の内容ですが、「夢への挑戦」という題で氏のたくさんの夢を追い続けた生き様に関してのものでした。2003年のエベレスト登頂達成は5年という長い年月をかけた壮大な計画を地道に一歩一歩努力した結果ということで、夢の達成には忍耐と地道な努力の継続が大切なのだということを痛切に感じました。講演の中で、特に気に入った三浦語録を以下に載せます。
 ・「大学で実験していたときのことです。科学的な思考を使えば、きっと俺はスキーで世界一に成れるのではないか。と気づいたのです。」

 ・「1962年にアメリカに渡りプロスキーレースで挑戦をしていたときのことです。自分なんか足元にも及ばないような世界でもトップクラスのすばらしい選手たちが転倒するんです。そこでふと気づいたのです。超一流といわれるような人たちは自分の限界に挑戦しているから失敗している。そして、成功するまでそれを何回も続けるのです。」

 ・「富士山の滑降に挑戦しようとした年に偶然にも飛行機事故が起こったのです。自分の挑戦を自粛すべきか大変迷いました。やめる理由はいくらでもある。でも、結局挑戦することにしたのです。」

 ・「99歳の白寿の記念にと親父(敬三氏)と氷河を滑りました。(三浦敬三さんが氷河走破) そのあとに二人でいた時に親父がこういったのです。『俺はこれができたら死んでもいいと思っていたんだ。』これを聞いたとき自分も必ずエベレストに登ろう。死ぬんならエベレストだ。と思ったのです。」

 ・「計画的にあきらめずに一歩一歩近づいてゆく、苦しくても夢が待っているんです。」

最後に、氏はこう述べて講演会を締めくくりました。「この前のエベレストの頂上からは曇っていてきれいな景色を見ることができなかった。そしてもう一度登ってきれいな景色を見たくなりました。2008年にもう一度エベレストに登ります。人生・夢いつまでも」

本当にすばらしい講演会でした。大きな夢を持ち、地道な努力が夢をかなえるということを強く印象付けられました。


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