高橋元太郎さん講演会(2007/06/30)


高橋元太郎さん


 今日は会社の労働組合主催の文化講演会がありました。毎年必ず行われる講演会は、各界著名人の人生観や哲学を直接聴く事ができますので、こうして参加するのは楽しみの一つです。

 今年の講演者はうっかり八兵衛さんでおなじみの高橋元太郎さんです。
 明るく元気で生きる方法を自身の人生体験を通じて熱く語っていただきました。私が知っている元太郎さんはもちろんうっかり八兵衛さんですが、実はデビューはアイドル歌手(スリーファンキーズ)。スリーファンキーズは日本のアイドルの元祖という事でした。

 それが、どうやってうっかり八兵衛になったのか?出会いが人生を変える。考え方が人生を変える。そんな素敵なお話を登場の水戸黄門のテーマ、スリーファンキーズのヒット曲(ルイジアナママ??)、尊敬する坂本九さんの上をむいて歩こうなど、歌謡曲を交えてたっぷり1時間30分聴かせて頂きました。

 元太郎さん語録は次の通りです。

・世の中助さん角さんのような二枚目ばかりが必要なわけではないんです。八兵衛のような人も必要なんです。必要のない人、物なんて何もない、無駄かそうでないかは人の考え方次第です。

・人生すべて出会いです。人との出会い、出来事との出会い。そして大事な事は出会いがあったときに心を動かす事なんです。

・何か物事が起こって「ありがたい」と思うのではなく、物事に出会ったときに「ありがたい」と思う事が大切です。この考え方が人生を変えるのです。

・苦しみに出会ったときには、すぐに忘れてしまうか、よい方に考える。これが元気でいる秘訣です。

・「そんな事言ったって・・・」と人は言い訳をします。これは逃げているだけ。周りの現象を受け止めて考え方を変えるのです。

・不満は自分自身の問題です。ほかと比較した時、人のせいにした時に現れます。

・感謝の気持ちが大切。生まれて初めて接する人たちが無意識に伝えるこころや言葉、これが大切なんです。

・水戸黄門の東野英治郎先生から教わりました。
「役者っていうのは一生懸命努力すればピラミッドのてっぺんに立つことはできる。でもね、その上に行こうと思ったら、その人の人柄が大切なんだよ。」その言葉に出会って自分を出せるようになりました。
 その結果31年間八兵衛が皆さんに愛される様になったんですよ。

・役者というのは自由が効きません。母が癌を宣告されて、余命があまりないと知ったとき、母の死に目に会えるかどうか、葬式に行けるかどうか物凄く悩みました。
 舞台の公演が始まる直前に母が亡くなりました。舞台公演のリハーサルでは頭が真っ白でどうにもならなかった。でもよく考えると母の死に目にも会えたし、葬式もできた。母が最後の子供孝行をしてくれたんです。
 人生最悪の出来事でしたが、考え方一つでありがとうという気持ちで舞台公演を乗り切ることができたんです。

・感謝の心は家族から生まれます。暖かい家族にする事が大切です。教育ではなく伝育で伝えてゆく事が大切です。



 講演の途中、歌の場面で舞台から降りてこられたので近くに来たときに手を差し伸べると快く握手をしていただきました。
分厚い手で、力強く握っていただきパワーをいただきました。本当に良い話で勉強になりました。心を動かす事の大切さを学びました。

 

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