味工房 みその 鹿児島県いちき串木野市 まぐろラーメン(2009/06/20)味工房 みそのは、らーめんまんぼーには欠かせないお店です。2004年に初めてここを訪れた後、意を決し、寸胴とパスタマシーンを買いに行ったのです。うまいラーメンを作ってみたい。自身にそう思わせたお店なのでした。 串木野駅から西方面、串木野港を目指して車を走らせると左手に大きな看板が見えてきます。閑静な住宅街にある中華料理店です。駐車場はお店の前と裏手、少し東へ行った所にも数台置けるスペースがあります。このお店は平日の昼間でも賑わいのある繁盛店です。 入り口にはまぐろ包み餃子の看板が大きく掲示されています。2004年当時には確かこの看板を見ていないと思いますので、その後開発されたのでしょう。この餃子もしっかりいただく事にします。 串木野まぐろラーメンは2001年に串木野市観光協会が串木野市飲食業組合に開発を要請したことが始まりのようです。観光の目玉の一つ、名物料理が串木野揚げ(さつま揚げ)以外になかったという理由からでした。 店内は入り口を入ってすぐにカウンターがあり、少人数ならそこで食べる事ができます。すぐ奥は座敷となっており大小10卓ほどのテーブルがあり、十分広いスペースでゆっくりとくつろぐ事ができます。 スープはまぐろの頭と香味野菜で煮込まれた出汁に、カツオ節、昆布を使った白出汁を加えているとのこと。ぱっと見澄んで見えますが、底部はやや半濁状態のスープです。飲んでみるとまろやかな舌触りが特徴的で味付けは醤油で鹿児島特有の甘い醤油を使っているのか甘味を感じます。塩分はほどよく、最後まで飲んでも飽きが来ません。「お好みでどうぞ」と出されたわさびを入れると、甘味が抑えられてすっきりとした味わいになります。このわさびは生臭さを消す目的もあるようですが、入れずとも臭みはまったく無いです。まぐろの頭を焼いてからスープをとるという手間隙がこのスープの命だそうで、その技術がしっかりと生きていることが伺えます。 これがまさに半生状態の漬けまぐろ。少し火が通った部分には弾力があり、味はしっかり中まで浸みていてとても美味しいです。臭みはまったくありませんでした。 あっさりスープを良く絡ませる中太の縮れ麺。麺の味も美味しく、かん水は使っていないのか中華麺独特の風味は感じられません。スープに合わせて開発したと言う事ですので、バランスはばっちりです。 お待ちかねのまぐろ包み餃子です。ニラのせいか普通の餃子の具に似た味ですが、しっかりとまぐろの存在を確認できます。中身はジューシーで口の中でジュワーと味が広がります。しかし、この餃子、どのように包むのでしょうか?とても変わった形をしていますね。 鶏のから揚げです。揚げたてでとても美味しかったです。味付けは控えめで素材の味をそのまま生かした一品です。 なんだかんだといっている間に完食してしまいました。麺を食べた後にわさびを入れてすっきりしたスープにするのもよし、ご飯を注文してお茶漬けにするのもよいでしょう。メニューの中にまぐろラーメン茶漬けセットがありますので、はじめからオーダーしておくのもいいですね。 イシマル食品 串木野まぐろラーメン(2食入)【冷蔵】 ・その他のまぐろラーメン 味工房 みその 本店 鹿児島県いちき串木野市 訪問の報告
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