上海軒 香川県仲多度郡 (2007/09/22)
金比羅参りを済ますと、ちょうどお昼時でした。かなりの運動の後でしたのでお腹はぺこぺこ。空腹は最良のソースというように、ご飯の美味さを引き立たせます。今日はきっと美味しいラーメンにありつけるぞと期待を膨らませつつ移動です。
本日のお昼は金比羅宮から約30分ほど瀬戸内海へ向かった多度津にある名店です。
やや狭い住宅街の道を流していると、「上海軒」と書かれた看板が見えてきます。入り口には「上海軒」と書かれたのれんが掛かっています。静かな住宅街の中にありながら、このお店は人の出入りが頻繁です。
正面には車が二台止まっていて「どうも停め難いな」と思っていると、道路を挟んだ向かえ側に駐車場の看板を発見。20台くらいは裕に停められるようです。至って普通のお店のように見えて実はすごいんじゃない??っと感じさせます。
入り口のガラスにも上海軒の文字がありました。中に入ると「いらしゃいませー」とおばさんの声。数名のおばさんが忙しそうに働いています。中央はカウンターになっていて20名程の席があります。入り口の左右は6名テーブルの座敷になっており、ファミリーでも問題ない様です。席はほぼ埋まっており、なかなか繁盛している様子。あちこちでお客さんと従業員が親しく喋っている様子が伺えて、リピーターが多いことが分かります。うーん、期待が膨らみます。
メニューはラーメン¥400、チャーハン¥400のみ。大盛り、チャーシュー麺はそれぞれ¥100アップ。実に安い!!。かみさんは普通のラーメンを注文。 間もなく運ばれてきました。たっぷりの澄んだスープにチャーシュー3切れ、シナチク少々とネギのみのシンプルな一杯。麺は白く細い。麺の太さがまばらな事からどうも自家製麺のようです。
まんぼーはチャーシュー麺。まずはスープ。ふわぁーと鰹の風味が口の中に広がります。タレは薄口醤油で、まさにうどんだしのようです。これは「はまんど」で食べた「あっさり」と良く似ています。これがいわゆる讃岐ラーメンという分類になるのでしょう。こういったラーメンこそが讃岐の地でうどんとの共生ができるのでしょうね。かん水の刺激がうどんとは一線を画する事を分からせてくれます。スープの塩分はやや高めの様です。
白く優雅な細麺はスープとの相性もばっちりです。スープを邪魔するほどの固さはなく、しかし柔すぎずスープと良く絡みます。つるっとした喉越しが美味さを引き立てます。麺の太さが不揃いなのは手切りの証。その事をご主人に尋ねると、「奥の方で打っているんですよ」とにこやかに答えてくれました。
チャーシューは肩ロースの様です。薄切りのそれは、煮込み時間は長くはない様で程よい食感です。スープの塩分が高めであることに対して、チャーシュー、シナチクは薄味になっています。
そして、チャーハン登場。かまぼこが入っているところなどは家庭的な印象を与えます。奥の方でご主人が中華なべを振っている様子が暖簾の合間から見えました。味の方は至って普通で、ラーメンスープとともに食べるのがお勧めです。 帰り間際にご主人に「噂を聞きつけて京都の方から来たんですよ」というと従業員のおばさんとともにたいそう喜んでくれました。なんとも暖かな雰囲気のお店でした。
上海軒 香川県仲多度郡 訪問の報告
内容 |
評価 |
お店の様子 |
家庭的で温かみがある。 |
店員の態度 |
お客の話を良く聞いてくれますよ |
メニュー |
ラーメン、チャーハン |
ラーメンの種類 |
醤油 |
食べたラーメンの名称 |
ラーメン、チャーシュー麺 |
スープの濃度 |
あっさり |
麺の種類 |
ストレート |
麺の太さ |
細麺 |
具材 |
メンマ、ネギ、チャーシュー |
追加トッピング |
なし
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講評 |
讃岐ラーメンの王道といった一杯。家庭的な雰囲気で固定客も多いようです。塩分が高めな事は気になりましたが、スープ、麺ともに研究されていてバランスが良く美味しい一杯でした。 |
場所情報 |
香川県仲多度郡多度津町家中1-12
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公式HP |
なし
営業時間午前10:00〜午後4:00定休日:火曜、金曜
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